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ベートーヴェン
①ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
②ピアノ・ソナタ第14番「月光」
③ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
グレン・グールド (ピアノ)
録音:1966年、1967年
既存の概念を打ち破るテンポで弾かれた3大ソナタです。発売当時、異端なベートーヴェン解釈として物議をかもしたアルバムです。グールドのベートーヴェンでも最も異端(普通の演奏とはかけ離れている)な演奏です。グールドがベートーヴェンの音楽と対立してもがき苦しんでいる姿が見えるようです。しかし個性的な美しさも随所に潜んでいます。3大ソナタを聴き慣れた方なら、普通の演奏との違いを面白く感じられるか?それとも拒絶反応を示されるか?
グールドのピアノからは、いつも一種独特の響きを感じる。スピードや強弱も彼オリジナルのものがある。まるで曲を編曲しているみたいだ。このCDもグールドの個性が濃く出ていると思う。特に熱情は信じられないほどスピードが遅いのだが、不思議なことに退屈してこない。また、悲愴は熱情とは対照的でかなりテンポよく曲が展開される。また、他の曲でも彼がよくやるように1楽章ではリピートが省略してある。そして、所々でこれもグールドオリジナルのものだが、オルゴールのように一つ一つの音がきれて聞こえる部分がある。3曲を通してグールドだから許され、またグールドだからできる弾き方で曲ができている。
熱情の第2楽章がすごいです。普通6分ぐらいで弾くところを、なんとその約2倍の11分もかけて弾いています。逆に月光の第3楽章はかなり速く弾いたりと、これではファンとそうでない人とで賛否が分かれるのも無理はありません。ファンの人が前衛的解釈と言い、そうでない人が邪道と言うのもよくわかります。いずれにしてもグールドの個性が炸裂していることは間違いありません。三大ソナタに飽きたとか、グールドの個性にふれたいというひとにおすすめです。こんな不思議な演奏があってもいいと思うし、これだけスタンダードをはずして、自分の個性を主張をできるグールドはやっぱりすごいと思います。
国内盤、帯付き、盤面傷無し 11
プラケース少しすれあり
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| 商品の状態 | やや傷や汚れあり","subname":"目につく傷や汚れがある |
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オススメ度 4.3点
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